通り庭 ■ とおりにわ ■ 表から裏口まで続く土間のことで、廊下代わりの通路。 縦に長い京町家の、風の通り道でもある。 |
おくどさん ■ おくどさん ■ おくど=かまどのこと。 「さん」をつけるのは京都ならでは。 かまどの神様である「布袋さん」が祀られる。 |
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梁 ■ はり ■ 屋根を支え、 柱を固定ために天井を横切らせた太い木のこと。 |
大戸くぐり戸 ■ おおどくぐりど ■ 大きなものを運搬する際には大きな戸を使用し、 夜間や家人の出入りには小さい方を使用する。 |
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隠し階段 ■ かくしかいだん ■ 間取りの狭い京町家では押入れのスペースを有効利用して 階段にすることが多かった。 急な傾斜も、省スペースのため。 |
店の間 ■ みせのま ■ 通に面した一番目の部屋。 奥の住まいに対して「見せの間=店の間」と呼ばれる。 商売のための部屋。 |
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坪庭 ■ つぼにわ ■ 採光と風通しのために作られた空間。 小さいながら、灯篭や庭石に趣向を凝らしたものが多い。 |
蹲 ■ つくばい ■ 本来は手水鉢(ちょうずばち)として使われていたが、 今では庭に涼を呼ぶアクセントに使われる。 |
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犬矢来 ■ いぬやらい ■ 泥や犬の失敬などから、家の壁を保護するための竹製の囲い。 シンプルな曲線美が町家の雰囲気を引き立たせている。 |
忍び返し ■ しのびがえし ■ 隣との境目や塀の上に設けられた泥棒よけで、 先の尖った竹や鉄でできている。 |
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茶屋格子 ■ ちゃやごうし ■ 格子は町家の大きな特徴。外からは内部が見えにくく、 中からは外の様子がわかりやすいという機能的なもの。 これは「出格子(でごうし)」でもある。 |
糸屋格子 ■ いとやごうし ■ 格子の種類やデザインもその家の職業などによって異なる。 西陣でよく見られるのが「糸屋格子」。 格子の上部を切り止めることで、光を多く取り入れた。 |
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虫籠窓 ■ むしこまど ■ 京都の町家特有の低い二階にある塗り壁の窓。 「むしかご」に見えることからこの名がついた。 |
駒寄せ ■ こまよせ ■ 馬に乗ってきた客が、手綱をくくり止めていたものの名残。 一方で、人馬の侵入を防ぐために設けられてともいわれる。 |
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鍾馗さん ■ しょうきさん ■ 魔除けの神。 昔はどの家にもあったとか。屋根のひさしにいます。 |
簾 ■ すだれ ■ 風通しがよく、京都の蒸し暑い夏を涼しげに演出。 日よけや目隠しの役割もあり、京都の風情を引き立てる。 |
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●● | ガス灯 ■ がすとう ■ 明治時代に流行った、店の看板。 凝った意匠のものが多く、町家の風情を演出している。 |
ばったり床机 ■ ばったりしょうぎ ■ 家の表に作りつけてあり、 上げ下げをして商品の陳列台として使われていた。 |
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蔵 ■ くら ■ 火事やねずみから穀物や商品を守るため、 壁は漆喰で厚く塗り込まれている。 内部は真夏でもひんやりしていて、 現在は部屋として利用されている所もある。 |
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